ポーズに集中しようとすればするほど、集中が遠ざかっていくという経験をしたことはありませんか。世界的なアシュタンガヨガブームを牽引してきたヨガティーチャーで、全米でヨガスタジオをチェーン展開する「YogaWorks」の創始者のひとり、チャック・ミラー先生は、集中できないときには、まず現状を受け入れることがヨーガの一歩だと言います。「ヨーガのポーズを意味する”座”(アーサナ)は、この瞬間に生きることです。しかし、ヨーガのポーズを繰り返す中で浮彫りなるのは、自由にならない心と体でしょう。過去の思考習慣や、体の癖に気づくことは、私たちを”いま・ここ”に繋ぎとめ、思いやりの心を育んでくれるものです。これがヨーガです。」そして”いま・ここ”への気づきをサポートしてくれるのが、信頼できる友人やヨーガの先生の存在、そしてヨガプロップスだと明言するチャック先生に、ホームプラクティスにも気軽に取り入れられて、疲労回復効果も高い、Viparita Karani Dandasana(脚を壁に上げるポーズ)を教わりましょう。
「もっともシンプルなプロップに、手足が滑るのを防ぎ、硬い床からからだを守ってくれるヨガマットがあります。部屋の壁、正確には壁と床が交わる角は、実に優れたプロップです。私たち指導者は特に注意しなければなりませんが、ヨガマット、壁、床、ヨガブロック、ヨガベルトなどのプロップスの使い方を学ぶために、まず必要なのは”こうあるべきだ”という先入観から自由になることです。料理に役立つ鋭い刃物が、人を傷つけることもできるように、物は使いようです。」(チャック・ミラー先生)
禁忌:ハムストリングスが硬くて腰椎のカーブが不自然になる方は、このポーズを行わないでください。仙骨に体重を乗せるのに違和感がある場合は、床から少し離れたところにお尻を下ろします。または(同時に)ブランケットで高さを出してサポートします。
ポーズは短めから始めて、寝てしまわないように注意してください。(モデル:田中聡子さん、協力:YOGA TREE)
東京都渋谷区広尾5-5-1 田中ビル4F >> map
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東京のヨガコミュニティの発展と成長を願って設立されたヨガスタジオ。チャック・ミラー先生の東京でのワークショップ・マイソールクラスをホストしている。詳しくは >>>http://ja.yogatree.jp/